広島銭湯の特徴は中央配置の湯舟に三つの段差が設けられている。

この特徴の理由は定かではないが仮説を立ててみた。

瀬戸内海は潮の干満の差が大きいので、川船への乗り降りのために雁木と呼ばれる階段が川岸に作られており、これが三段式の湯舟とよく似ている。

三段式の湯舟によって浅くも深くも入浴でき、かつ水の節約にもなる。この湯舟には広島の人々の、水との知的な付き合い方が具現化されているように感じられる。